芝の道悪で狙える種牡馬
2017年10月29日(日)放送のBSイレブン競馬中継で万馬券クリエイター椎名竜大記者が、芝の道悪で狙える種牡馬を解説。
ロードカナロア
ロードカナロア自身は距離はマイルまでしか使っていなかったが、もっと走れた可能性のある馬。子供たちは距離の幅も広い、非常にスピードとパワーがあるので道悪にも対応してくる。現に2歳世代が次々と芝の道悪で結果を出している。
ロードカナロア
稍重〜不要の芝成績【7・3・0・9】
勝率36.8% 単勝回収率190%
複勝率52.6% 複勝回収率97% ※10/22終了時点
サンプル数が19で7勝2着3回なので連対率は複勝率と同じく50%以上。能力が高い馬が多く、それを尚且つパワーのいる馬場でより活かせる結果が出ている。
ロードカナロア自身が精神的にもタフな馬だった、安定して崩れなかった馬だったので道悪になるとそういった要素も必要になるので、産駒には気が良くてまじめなタイプが多い、悪い馬場でもあきらめずに最後まで走る面を持っている。
エイシンフラッシュ
現役時代は超スローのダービーを32秒台の末脚で制し、芝の良馬場で切れる印象があり産駒は高速馬場にも対応するが、芝の道悪でも成績が良い。
エイシンフラッシュ
稍重〜不良の芝成績【4・3・4・19】
勝率13.3% 単勝回収率247%
複勝率36.7% 複勝回収率143%
現役時の芝良馬場のイメージがるので、そんなに人気にならずギャップがある分数字が出ている。複勝率36.7%あることからも産駒に適性があることは確か。
10/21のアイビーステークスでは、雨の不良馬場を単勝6番人気コスモイグナーツ(父エイシンフラッシュ)が1着となり、単勝6,480円の配当となった。
ロードカナロアの父キングカメハメハはキングマンボ系はパワーがあり、エイシンフラッシュの母系がドイツの重厚な血統なのでスタミナとパワーががる。芝の道悪で隔世遺伝?でその要素が出てきてるのでは。
ダートの道悪で狙える種牡馬 カジノドライヴ
カジノドライヴは現役時代、アメリカのピーターパンSを制しフェブラリーSでも2着、ダート戦で活躍した馬。
カジノドライヴ自身は、父がマインシャフト、そしてエーピーインディー、シアトルスルーと遡っていくとアメリカの代表的なバリバリのダート血統。そのためカジノドライヴは、アメリカのダート血統の質の高い馬。アメリカのダートは時計が非常に早く芝並みの時計が出るが、ということは速いダートが合う。カジノドライヴの産駒もその傾向を受け継いでいる。
カジノドライヴ
稍重〜不良のダート成績【32・15・23・177】
勝率13.0% 単勝回収率127%
複勝率28.3% 複勝回収率127%
日本のダートは時計がかかるが、雨が降った方が馬場が速くなる傾向にあるので、稍重〜不良の道悪になった時の方がより適性を活かせる。人気が無くても道悪の時のカジノドライヴ産駒は押さえておきたい。